生ぬるい同情はうざい
生ぬるい同情勘違い君の好きな世界君が持ってる宝物あったかい中への優しさあの時間あの匂い1mmの空気美術館のチケット大人料金君と歩くよ30歩何処かにている六時間ぼんやり動き出す朝焼けとラジオのおと終わりが近づくゆっくりゆっくり今だけはすきになってあげる
君と話しても君が話しても私は見えてないね
眠気と赤面歩くアスファルトに刻まれる水玉もよう君の顔はまだ見えてない。
300円のシュシュと手編みのミサンガ
因縁と暗示
みんなへの言葉は君へのことば
止まらない口とキャラメルの味
あした会いにいくよ
天使の顔の悪魔が忍び寄る
才能がない
あの日買ったワンピース
あの日見つけたスニーカーハイヒール
絶版の本ととながれないCD
夜中10時の本屋さん
止まる時と動く時間
あの時寝た時間と起きた時間
選んだ場所と選んだ道
肩紐の長いリュックサック
クラッチのなくなったピンバッチ
忘れ去られたあの時の絵
あの日の薄い空気
切れる声はきこえない
君がみてたもの見せたもの
大事だった気がするのあの時もらった切符もぜんぶ
ねえ、知ってる
あしたなんてないんだよ
忘れたなんて言わせない
結び目のゆるい音
縛ったポンプのうずめき
空白の場所と空白の時間
ふざけんなよ、
ざまあみやがれ誰も助けてなんてくれないよ
夜が昼になって消えてくタクシー
すべて消えてゆく
鼓動を打ってたのなんて昔のことiPhoneのおと椅子のおと
そんなの嘘だよだったなんて嘘の塊
古いTシャツ切れそうなヘアゴム
目の前は幻
赤い目の前、喋らないペットボトル
いつかの写真挟まれるパッチワーク
だまる、だまるよ
多分知ってる、終わりがくるって